だーちゃらぼは臨床心理士・公認心理師資格を有したスタッフが中心となり設立した団体です。現在不登校や発達障害を抱えた子ども達に対してフリースクールだーちゃなどの居場所運営を行っています。

 フリースクールだーちゃは、2021年4月に東京都豊島区駒込で開校しました。心理士資格を有したスタッフが常駐し、さまざまな特性や状況にいる子ども達が楽しんで通えるよう、たくさんの工夫をしています。

 フリースクールだーちゃの一日は『個別学習』『日替わりプログラム』『クラブ活動』から時間割が構成されています。特に日替わりプログラムはどんな子供でも、いつ来ても楽しめるよう、実施しており、飽きずに通えて、チャレンジの機会が沢山あるので、興味の幅も広がります。ひとりひとりの得意・苦手、好き・嫌いを把握して、難易度や声掛けを工夫しながら一緒に取り組んでいます。

4年間の活動を経て、現在では、学校や教育委員会、子ども家庭支援センターなどの行政機関と連携しながら、不登校や学校に行きづらさを感じる子どもたちの学びと育ちを支えています。これまでの取り組みが地域に認められ、区から活動実績について表彰をいただくこともできました。

また、居場所づくりに取り組むとともに、各地の子ども・若者支援ネットワークへの参加、講演会や学会での発表などを通じて、団体としての資質向上や、メンタルヘルスに関する啓発活動にも力を入れています。

 近年、小学生の不登校児童数は急増しており、2022年度には約11万9千人と過去最多を記録しました(文部科学省「令和4年度不登校調査」)。特に低学年においても不登校が深刻化しており、早期からの専門的な支援が求められています。だーちゃらぼは、臨床心理士・公認心理師など専門職によるきめ細かな関わりを通じて、子どもたち一人ひとりの心に寄り添うフリースクールの必要性を社会に問い、実践しています。

 不登校の子どもたちの数は年々増加していますが、特に小学生低学年が安心して通える居場所は限られています。だーちゃでは、臨床心理士・公認心理師など専門スタッフが常駐し、一人ひとりのニーズに合わせた支援を行っています。

 しかし、東京都の「フリースクール等に通う不登校児童・生徒への支援事業補助金」では、日々の体験活動や学習支援にかかる物品の購入費や、人件費(専門スタッフの人件費含む)に対して補助が出ません。つまり、最も子どもたちの成長を支える“日常”の活動が、公的には十分に支えられていないのです。 

 このような現状の中で、子どもたちに継続して豊かな学びや安心できる居場所を提供していくためには、皆さまのご寄付が不可欠です。

いただいたご寄付は、子どもたちの安心と成長を支えるために、大切に使わせていただいています。

たとえば、学びの道具

ノートやペン、図鑑、タブレットなど、勉強のきっかけとなる道具は、子どもたちの「やってみよう」という気持ちをそっと後押ししてくれます。ある不登校の子どもは、寄付で用意された図鑑をきっかけに他者とのコミュニケーションが増え、周囲の子どもたちから「その分野といったらA君!」と頼られるようになりました。今ではだーちゃに安定して通うようになり、集団のなかで自分の居場所を感じながら過ごしています。

また、調理プログラムに使う食材の購入費にも、寄付金を活用しています。みんなでメニューを決めて、野菜を切って、ごはんを作って、笑って食べる。そんな何気ない日常が、子どもたちにとっては特別です。「おなかいっぱいで幸せ」「またみんなで作りたい」「家でも作ってみようかな」――そう語る子どもたちの顔は、どこか誇らしげです。

こうした活動が成り立っているのは、みなさまからのご支援のおかげです。物品があるからこそ、挑戦できる。挑戦があるからこそ、心が動く。そして仲間とともに過ごす中で、「ここにいてもいい」と思えるようになる。だーちゃはスモールステップながらも、子どもたちの「うれしい」「たのしい」「よかった」の積み重ねを大切にしています。

皆さんのご支援でできること

だーちゃの“日常”を支えるのは、皆さまのご寄付です。

だーちゃでは、子どもたちが「自分のままでいられる時間」を過ごすために、日々の体験活動(外出・創作・調理など)や学習支援を大切にしています。

しかし、こうした活動にかかる費用――たとえば、絵の具や工作の道具、外出時の交通費、学びを支える教材費、そして子どもたちに寄り添うスタッフの人件費――は、東京都の補助金では支援対象外です。

だからこそ、皆さまからのご寄付が、だーちゃの“日常”を支える大切な力になります。


SPECIAL THANKS

多くの方がクラウドファンディング・寄付でフリースクールだーちゃを支えてくださっています。

桂川 泰典 様(早稲田大学人間科学学術院)

大月 友 様(早稲田大学人間科学学術院)

加藤 陽子 様(十文字学園女子大学)

高木 ひな 様(たかぎ国語教室)

張 成浩 様