【だーちゃコラム12月号】美術が心を癒す理由

こんにちは、だーちゃらぼです🦊

寒くなり、秋も深まってきた今日このごろ。

だーちゃらぼでは年1回の文化祭を11月25日に控えています。

そこで今月号は芸術の秋にちなんで「美術が心を癒やす理由」について

コラムを書いてみました✐

みなさんは日々の中で,どのくらい「癒し」を感じていますか?

疲れた自分を癒す時間を持てているでしょうか?

休み時間にぼーっとスマホを眺めて,休めているつもりでも,

見たくはなかったようなSNS上の言葉や心を痛めるようなニュース,見る者を刺激するようなCMなどから,知らず知らずのうちにストレスを感じています。それは自分自身のあり方を否定するようなものであったり,世の中や将来への不安を煽るようなものであるかもしれません。


芸術作品に触れると,無意識のうちに作品に自分を投影しています。作品を眺めながら同時に自分自身の価値観や生き様をじっくりと眺めることができるでしょう。

たくさんの情報に流されて自分を見失いがちな今日だからこそ,

芸術に癒しを求めてみませんか。


🍀癒しの芸術 (美術館編) 

都内のおすすめの美術館をご紹介したいと思います。

・国立新美術館(東京・六本木)

 独自のコレクションをもたない美術館ですが,いつも世界中から集められた魅力的な展示が企画されています。コンセプトは「森の中の美術館」。うねうねとしたガラスの建物が印象的です。また、館内にはミュージアムショップ・レストラン・カフェなどが併設されていて,そちらも楽しめます。


・森美術館(東京・六本木)

 六本木ヒルズ森タワー内にある美術館。こちらも国際的な現代美術の企画展を行っています。併設の展望台があります。国立新美術館と近いので,カフェ休憩を挟みながら,合わせて巡るのもおすすめです。

・東京都美術館(東京・上野)

 上野恩賜公園内にある美術館。公園内にはいくつか美術館や博物館が建ち並ぶため,テーマパークのような雰囲気があります。1926年に国内初の公立美術館として設立。企画展以外にも無料で見られる展示や,公募団体展などさまざまな展示が楽しめます。



・ちひろ美術館・東京(東京・練馬区)

いわさきちひろの作品をご存じですか?国語の教科書などで一度は目にしたことがあるかもしれません。彩色豊かな水彩画で,子どもの純粋さや自然の美しさを表現される童画家です。この東京館は自宅兼アトリエだった場所に設立されたのですが,世界初の絵本美術館としても知られます。ちひろ作品をもっと見たい方は安曇野ちひろ美術館もぜひ訪ねてみてください。


美術館って,なんだかインテリな雰囲気で行きにくいなと思う方もいるかもしれません。絵画から何かを感じなきゃいけないと焦りを感じたり,絵の価値がわかる人が行くところという印象もあるかと思います。美術館で作品を見るときは,リラックスして自分のペースで歩きながら「自分だったらこう描きたいな」「描かれている物って,実物はどんなものだったんだろう」と妄想したり,画家の生い立ちになぞらえながら,その絵を描いた意味を考えてみるのがおすすめです。画家は単に美術的価値のある作品を残そうとしただけでなく,時代によって“新しい表現方法を発表する”“生きていくためのお金稼ぎ”“愛する人を描きたい”などと目的はさまざまで,家具や伝承のツールとして描かれたものもあります。「何で描いたのかな」という画家の意図は明らかであることもあれば,想像で補う必要があることもあります。正解はないことが多いので,周りの目を気にせず,むしろ作品に対して想像力を働かせながら気軽に楽しんでみてください。

 

いかがでしたか?

寒くて外出が億劫になる時期ですが、美術館は室内で温かいので、

お出かけの参考にしてくださいね☺


また次回もお楽しみに!

特定非営利活動法人だーちゃらぼ

子どもの学習・心理支援を行う特定非営利活動法人だーちゃらぼのホームページです。 「フリースクールだーちゃ」「ものづくり交流スペースだちゃカフェ」など、当団体の活動に関する情報を発信していきます。